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用語集

独学の科学の記事に出てくる言葉を、専門用語を使わずに説明します(14語)。

テスト効果Testing effect
本を閉じて思い出す練習をすると、読み返すよりも長く覚えていられる現象。答え合わせをすると効果はさらに大きくなります。関連記事: 思い出す練習(テスト効果)は、読み返すより覚えられるのか、暗記カードの効果的な使い方。研究でわかった「分けない・すぐ外さない」
分散学習Spaced practice
同じ時間をかけるなら、一度にまとめるより日をあけて復習した方が忘れにくいという現象。ちょうどよい間隔は、使う日までの長さで変わります。関連記事: 間をあけて復習すると忘れにくいのはなぜ?分散学習の研究でわかったこと
交互練習(インターリービング)Interleaving
種類の違う問題を混ぜて練習すること。数学の問題や絵の見分けでは効果がありましたが、単語の暗記ではまとめて練習した方がよい結果でした。関連記事: 1種類ずつより、混ぜて練習した方が身につくのか。交互練習(インターリービング)の研究
流暢性の錯覚(わかったつもり)Illusion of fluency
すらすら読める手ごたえを「覚えた」と取り違える錯覚。読み返しを好む学生が多い理由の1つと考えられています。関連記事: 覚えたつもりなのにテストで書けないのはなぜか。「わかったつもり」の研究
自己説明Self-explanation
学んだ内容を自分の言葉で説明すること。上手な説明を読むより学びが大きいことが、メタ分析で示されています。関連記事: AIに説明させるより、自分で説明した方が覚えられるのか。自己説明と生成効果の研究
生成効果Generation effect
答えを読むより、自分で答えを作り出した方が覚えやすいという現象。多くの研究をまとめた分析でも確認されています。関連記事: AIに説明させるより、自分で説明した方が覚えられるのか。自己説明と生成効果の研究
教える効果(プロテジェ効果)Learning by teaching
人に教えるつもりで学んだり、実際に教えたりすると理解や記憶が深まる現象。何も見ずに説明すると効果が残りやすくなります。関連記事: 人に教えるつもりで学ぶと覚えやすいのか。「教える効果(プロテジェ効果)」の研究
実行意図(if-thenプラン)Implementation intention
「もし〇〇したら△△する」と、行動のきっかけと中身を前もって決めておくこと。目標の達成に中〜大の効果が報告されています。関連記事: 「いつ・どこでやるか」を決めると勉強は続くのか。実行意図(if-thenプラン)の研究
計画錯誤Planning fallacy
作業にかかる時間を、過去の経験よりも短く見積もってしまう傾向。過去の実績を基準にすると見積もりが現実に近づきます。関連記事: 勉強の計画が毎回倒れるのはなぜか。計画錯誤の研究でわかったこと
学習スタイル説Learning styles
人には視覚型・聴覚型などの「型」があり、型に合わせて学ぶと成績が上がるという説。合わせることで成績が上がる証拠はほぼありません。関連記事: 「自分は視覚型」は本当?学習スタイル説を研究で確かめる
アンダーマイニング効果Undermining effect
もともと好きで取り組んでいたことに、約束した物のご褒美を与えると、かえって興味が下がりやすくなる現象。ほめ言葉では逆に興味が高まります。関連記事: ご褒美で勉強を続けるのは逆効果か。やる気と報酬の研究(アンダーマイニング効果)
成長マインドセットGrowth mindset
能力は努力や工夫で伸ばせるという考え方。考え方を変える介入の効果は、平均するとごく小さいことがわかっています。関連記事: 「頭がいいね」より「工夫したね」とほめるべきか。マインドセット研究とその再現
自我消耗Ego depletion
意志の力は使うと減るという説。大規模な追試では効果がほぼゼロで、再現されませんでした。関連記事: 独学が続かないのは意志が弱いからか。自制心と環境づくりの研究
試験不安Test anxiety
試験への強い不安。不安が注意を奪い、頭が真っ白になる一因になると考えられています。試験の成績とは小〜中程度の関連があります。関連記事: テストで頭が真っ白になるのはなぜか。試験不安と「不安を書き出す」研究