HOME / 独学の科学 / 勉強のテンプレート / 勉強計画表(見積もり調整つき)

勉強計画表(見積もり調整つき)

やることを全部書き出して時間を見積もり、過去の実績で調整する計画表です。期限に間に合うかも計算します。無料・登録不要。A4で印刷でき、PDFでも保存できます。

シートに直接書き込むと、調整後の時間と合計、期限に間に合うかを計算します。空欄のまま印刷して手書きにもできます。

勉強計画表作った日  /  
やること(ひとつ残らず書き出す)見積もり
(時間)
調整後
(×倍率)
実際に
かかった
済
合計

期限までの日数 __日 / 必要な日数(調整後の合計 ÷ 1日の時間) __日

「1章を終える」ではなく「読む・例題を解く・間違いを直す・復習する」と分けて書く。復習の時間も最初から入れる。終わったら「実際にかかった」を書き、次の計画の倍率に使う。

独学の科学(SEADICE)https://dokugaku.seadice.win/templates/study-plan/

結論:見積もりは頭の中の予想ではなく、過去に実際かかった時間を基準にします。やることを細かく書き出すと、ずれも小さくなります。

このテンプレートの根拠

人は自分の作業時間を短く見積もりがちで、これを計画錯誤と呼びます。卒業論文を書く大学生の研究(Buehlerら 1994)では、提出までの予測は平均33.9日、実際は平均55.5日で、予測どおりに終えたのは29.7%でした。

過去の実績を予測に結びつけた実験(Buehlerら 1994 研究4)
予測のしかた予測時間内に終えた人
何も指示しない29.3%
過去の似た課題を思い出すだけ38.1%
過去の実績を今回の予測に結びつける60.0%

やることを細かく書き出してから予測した人は、所要時間を長く見積もり、一部の実験ではその方が実際に近くなりました(Kruger・Evans 2004)。このため計画表は「書き出す欄」と「過去の倍率をかける欄」を分けています。倍率の1.5は記入例で、研究の値ではありません。自分の記録から出した倍率を使ってください。くわしくは計画錯誤の記事で解説しています。

記入例(倍率1.5・1日1時間)

やること見積もり調整後
第1章を読む2時間3時間
例題を解く3時間4.5時間
間違いを直す・復習2時間3時間
合計7時間10.5時間(11日)

前回の倍率がわからないときは、勉強の記録表で「実際にかかった時間」を残すところから始めます。

印刷・PDF保存のしかた

「印刷する・PDFで保存」を押すと、シートだけがA4・白地で印刷されます。画面で書き込んだ文字はそのまま印刷され、空欄は手書き用の線になります。

よくある質問

勉強計画が毎回倒れるのはなぜですか?

意志の問題というより見積もり方の問題です。人は予測するとき目の前の計画の流れを思い描き、過去の遅れを参考にしにくいことが研究で示されています(Buehlerら 1994)。

倍率はどう決めればいいですか?

前回、同じような量に見積もりの何倍かかったかを記録から出します。記録がなければ、この計画表の「実際にかかった」欄を埋めて、次の計画から使います。

入力した内容はどこかに送られますか?

送られません。書き込みはブラウザの中だけで扱い、保存もしません。ページを閉じると消えるので、残したいときは印刷するかPDFで保存してください。

ほかのテンプレート

勉強のテンプレート一覧に戻る

出典

  1. Buehler, R., Griffin, D., & Ross, M. (1994). Exploring the “planning fallacy”: Why people underestimate their task completion times. Journal of Personality and Social Psychology, 67(3), 366–381. https://doi.org/10.1037/0022-3514.67.3.366
  2. Kruger, J., & Evans, M. (2004). If you don’t want to be late, enumerate: Unpacking reduces the planning fallacy. Journal of Experimental Social Psychology, 40(5), 586–598. https://doi.org/10.1016/j.jesp.2003.11.001